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- M&A業界に転職するには?現場経験者が語る年収・キャリアパス
- M&A業界の現実と仕事内容
- M&A業界の年収事情
- キャリアパス|M&A業界への転職後の進展はどうなる?
- 面接対策|M&A業界への転職を成功させるために
- M&A業界に転職するためのおすすめエージェント
- まとめ|M&A業界でのキャリアを考えているあなたへ
M&A業界に転職するには?現場経験者が語る年収・キャリアパス
M&A業界への転職について
こんにちは!
今回は、私自身の経験をもとに「M&A業界への転職」について情報をお届けしたいと思います。
私も事業会社のM&A部門で、主に海外企業への投資を担当しており、毎年海外出張を重ねながら、日々新しいチャレンジに挑戦してきました。
M&A業界はとてもダイナミックで、やりがいも多い一方で、求められるスキルや知識が高い分、転職を考える際にはしっかりと準備をすることが大切です。
このブログでは、転職を目指す方向けに、私自身の経験を交えて年収やキャリアパス、面接対策などについてお話ししたいと思います。
M&A業界の現実と仕事内容
M&Aはとても重要な業務
まず最初に、M&A業界で実際にどんな仕事をするのか、簡単にご紹介します。
私が所属していたM&A部門では、海外企業への投資をメインに担当していました。
コロナ前までは毎年、海外へ出張し、現地企業との交渉や企業分析を行いながら投資先を選定していくという業務です。
具体的には、企業分析を行い、どの企業が自社にとって最適な投資先であるかを判断することが求められます。
また、投資後の事業開発や協業の推進も重要な業務でした。
M&A業界の年収事情
M&A業界の年収は高い?
M&A業界の年収については、転職を考える上で重要なポイントです。
一番気になる部分ですよね(笑)。
私の経験として、事業会社のM&A部門は、安定した年収がもらえるだけでなく、出資や投資案件が成功するとボーナスが大きく跳ね上がることもあります。
高い年収が期待できる
特に、海外案件などを担当すると、グローバルな視点で事業を進められるため、やりがいがあり、年収面でも満足できる水準に達することが多かったです。
もちろん、年収には会社や役職によって差がありますが、M&A部門でのキャリアは一般的に、他の業界よりも高い年収が期待できる傾向にあります。
転職をする際には、転職エージェントにサポートをしてもらい、年収交渉を行なっていただけます。
M&A業界の年収について、具体的な年収は、業界や職位、企業の規模によって差があります。
あくまでも一般的な目安として以下のような数字を参考にしていただけると良いかと思います。
1. M&A業界のアソシエイト(若手)
アソシエイト(若手)は、M&A業界でのキャリアをスタートさせる最初のポジションです。
投資銀行やコンサルティングファーム、事業会社のM&A部門などでよく見られるポジションです。
年収は以下のような目安になります。
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年収:約 600万円 ~ 1,200万円
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内訳:基本給+ボーナス。特に投資銀行などではボーナスが大きく、成績によっては基本給の数倍に達することもあります。
アソシエイトは、M&A案件の分析やデューデリジェンス(企業調査)などを担当し、日々高い成果を求められるポジションです。
忙しい業務をこなすため、年収が高くなる反面、働き方には厳しさも伴います。
2.M&A業界のシニアアソシエイト/アナリスト(中堅)
少し経験を積んだシニアアソシエイトやアナリストのポジションになると、M&Aの実行段階においてより重要な役割を担うことになります。
このポジションでは、案件のストラクチャリングや交渉に携わることもあります。
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年収:約 1,200万円 ~ 2,000万円
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内訳:基本給+ボーナス。ボーナスの割合が大きくなるため、成果を出せば年収が大きく増える可能性があります。
このレベルになると、チームのリーダーとして部下を指導することもあり、責任も増えてきます。
しかしその分、年収もかなり高水準になり、M&A案件の成果が直接的に報酬に反映されることが多いです。
3.M&A業界のディレクター/マネージャー(上級)
ディレクターやマネージャーになると、M&A案件のリーダーとしてチームをまとめたり、クライアントとの交渉を主導する立場になります。
このポジションは、案件を成功させるために戦略的な判断を下すことが求められます。
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年収:約 2,000万円 ~ 3,500万円
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内訳:基本給+ボーナス+インセンティブ。年収の大部分はボーナスやインセンティブによって構成されることが多いです。
このレベルでは、会社の成長や利益に直接的な影響を与える役割を担うため、年収はかなり高くなります。
また、案件の成否が自分の評価に直結し、成功すれば大きな報酬を得ることができます。
キャリアパス|M&A業界への転職後の進展はどうなる?
M&A業界のキャリアパスは非常に多様で、転職後にどんな道を歩むのかは自分次第です。
私の同僚たちも、事業会社のM&A部門から転職して、さまざまな分野で活躍しています。
具体的には、投資部門、事業開発、コンサルティング企業、さらには起業やベンチャーキャピタル(VC)など、さまざまなキャリアを積んでいる人たちが多いです。
私自身はM&A部門に所属している間に、事業開発や新規事業の立ち上げに関わる機会もあり、これがキャリアに多大な影響を与えました。
私の同僚たちは、さまざまな分野に転職しており、非常に幅広いキャリアパスが開けることを実感しました。
M&A業界の後 | 投資銀行やコンサルティング企業へ
事業会社のM&A部門で培った戦略的な思考や企業分析スキルを活かして、投資銀行やコンサルティング企業への転職が十分に可能だと感じています。
実際、私の同僚の中には、事業会社でのM&A経験を活かして、外部の投資銀行やコンサルタント企業で活躍されている方もいます。
特に、財務分析やデューデリジェンスのスキルが求められるポジションでは、M&A部門での経験が非常に有利に働きます。
M&A業界の後 | 事業開発や起業へのステップアップ
M&A部門では、企業との交渉や新規事業の立ち上げを担当することが多く、その経験は事業開発や起業に活かすことができます。
実際、私の同僚は、M&Aを担当していた経験を活かして、事業開発部門に異動し、最終的には独立して起業する道を選んだ方もいます。
このように、M&A業界で得られるスキルや知識は、事業開発や起業に直結しているため、選択肢が広がることが特徴です。
M&A業界の後 |ベンチャーキャピタルやPEファンドへの転職
M&A業務で培った投資に関する知識や企業分析のスキルは、ベンチャーキャピタルやPEファンドにおいても非常に重要です。
企業の価値を評価する力や、リスクを分析する能力が、特に成長企業や新規事業を支援するVCやPEファンドで活かせると思います。
私の同僚にも、M&Aの経験を活かしてVCやPEファンドに転職した方がいます。
クロスボーダーM&Aや国際戦略
所属していた部署では、海外企業への投資を担当していたため、国際的なM&A案件に関わる機会が多くありました。
これにより、クロスボーダーM&Aや国際戦略を扱うポジションにも転職する道が開けていた同僚もいました。
特に、グローバルな視点で企業分析や戦略を考えることができるため、国際的なキャリアを築くことも可能です。
面接対策|M&A業界への転職を成功させるために
M&A業界の面接について
転職を成功させるためには、面接でしっかりとアピールできることが大切です。
M&A業界の面接では、ただ単に「M&Aの経験がある」と言うだけではなく、具体的にどんな案件に関わり、どんな成果を上げてきたのかを明確に伝えることが重要です。
私の面接の際にも、これまでの出資案件や事業開発プロジェクトについて具体的に話しました。
また、M&A業務はチームで進めることが多いため、自分の役割や貢献度を強調し、チームプレーの重要性をアピールしました。
さらに、M&A業界特有の質問として、経営判断や企業分析についての質問が多かったです。
これに備えるためには、普段から業界動向をチェックしておくことが大切だと思います。
M&A業界に転職するためのおすすめエージェント
M&A業界特化の転職エージェント
M&A特化型のエージェントの活用が効率的
M&A業界は専門性が高く、未経験からの転職も可能ですが、情報戦です。
一般的な転職エージェントでは案件が少なく、ミスマッチが起こりがち。
だからこそ、M&A業界に特化したエージェントを選んだ方が良いと思います。
中でもおすすめはこの2つをご紹介します。
①M&A転職サービス【NewMA】
M&A仲介会社出身のキャリアアドバイザーが多数在籍。
未経験でもOKな求人から、上場企業・PEファンド案件まで幅広く紹介可能。
個別サポートが丁寧で、「選考の通し方」まで細かくアドバイスしてくれます。
▶ 特徴:
- 対象:25歳〜35歳の方
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M&A業界経験者によるキャリア支援
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未経験歓迎の求人も豊富
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書類添削・面接対策も◎
②M&A転職サービス【M&A BEGINNERS】
未経験からM&A業界を目指す人向けに特化したエージェント。
「営業力を活かしてM&A仲介にチャレンジしたい」など、ポテンシャル採用に強みあり。
転職後の研修・キャリア相談もフォローしてくれるのが嬉しいポイント。
▶ 特徴:
- 対象:20代の未経験者
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未経験・若手層に強い
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業界理解を深める情報も提供
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キャリア相談が親身でしっかり
「話だけでも聞いてみたい」そんな段階でもOKなので、もし20代の方でしたら、無料カウンセリングで、まずは自分の可能性を確認してみてはいかがでしょうか。
ハイクラスの転職に強いエージェント
30代以上の方でしたら、リクルートエージェント が、M&Aの求人をたくさん求人を抱えている印象があります。
転職の際、M&A業界を含む求人を頂きました。
転職支援の専任者によるサポートが手厚いですし、非公開求人の取り扱いが多く、案件が豊富です。
まとめ|M&A業界でのキャリアを考えているあなたへ
M&A業界は、企業の成長を促進するために欠かせない重要な役割を担う仕事です。
私自身、この業界で働くことで、多くの成長を実感できました。
年収やキャリアパスについても、M&Aの経験があることで、選択肢が広がり、非常に充実したキャリアを築けると感じています。
もしM&A業界に少しでも興味があるなら、経験者の話を聞くことや、転職エージェントを活用することをおすすめします。