ママっ子の子どもを他の人に預けるときの罪悪感…どうすればいい?
「休みの日にパパや他の人に育児を任せると、ママっ子の子どもが寂しい思いをしているのでは?」
「自分だけ休むなんて、子どもに悪い気がする…」
こんな風に感じたこと、ありませんか?
特にママっ子のお子さんがいる場合、少しの時間でも自分が離れることに対して罪悪感を抱きやすいものです。
私も同じような感情を抱くことがあるので、記事にまとめてみました。
いろいろと試行錯誤する中で、少しずつ罪悪感を軽くし、前向きに休むことができるようになりました。
今回は、
- なぜ罪悪感を感じるのか
- パパや他の人に預けることのメリット
- 罪悪感を和らげるための具体的な工夫
- 実際に試してみた体験談
について書いていきます。
なぜママは罪悪感を抱くのか?
(1) 心理的な要因
① 強い責任感と愛情の深さ
母親は本能的に、子どもを守り、安心させたいという強い気持ちを持っています。
特にママっ子のお子さんがいると、母親は自分がいないことで子どもが不安になるのではないか、寂しい思いをするのではないか、と過剰に心配してしまうことがあります。
これは、母親が子どもの気持ちに敏感で、深い愛情を持っている証拠でもあります。
② 愛着理論からの視点
心理学の愛着理論によると、子どもは自分の安心の拠り所となる存在(通常は母親)に強く依存することで、情緒的な安定を保っています。
特にママっ子の子どもは、「ママがいない=安心感が失われる」と感じやすく、強い不安を抱くことがあります。
その不安を敏感に察知した母親は、「自分がいないことで子どもを不安にさせているのでは?」という罪悪感を抱いてしまいます。
(2) 社会的・文化的な要因
① 母親への過剰な期待
日本では特に、「母親は24時間365日、子どものために尽くすべき」という文化的な価値観が根強くあります。
このため、母親が「自分だけ休む」「子どもと離れる」という行為に対して、無意識のうちに「母親失格では?」というプレッシャーを感じることがあります。
② 比較と自己批判
SNSや育児ブログなどで、「完璧な母親像」を目にする機会が増えています。
例えば、
「常に笑顔で、子どもに100%の愛情を注ぐ」
「自分の時間を犠牲にしてでも、子どものために尽くす」
などのイメージを見てしまうと、どうしても自分と比べてしまい、
「自分は怠けている」
「もっと頑張らないと」
と自己批判に繋がることがあります。
パパや他の人との時間は子どもにとってもプラス!
罪悪感を感じる一方で、実はパパや他の人との時間は子どもの成長にとっても大切だという考え方があります。
子どもにとって、ママだけではなく、パパや他の人との関わりも重要な役割を果たしているのです。
(1) パパや他の人と過ごすことのメリット
① 感情の安定と自己肯定感の向上
- 研究によると、父親や他の家族との良好な関係は、子どもの情緒の安定や自己肯定感を高めることが報告されています(Lamb, 2010)。
- 母親だけではなく、父親や他の人からも愛情を受け取ることで、子どもは「自分は大切にされている存在」という安心感を持ちやすくなる
- 特に父親や他の大人との時間を通して「認められた」という経験を重ねることで、自己肯定感が育まれ、精神的に安定した子に育つ
② 社会性の発達
- パパやおじいちゃん、おばあちゃんとの関わりを通じて、子どもはより多様な人間関係を築くことができる
- 父親や他の家族と一緒に過ごすことで、遊び方や学び方が広がり、社交性や協調性を育むことができる
③ 寂しいのは一時的なもの
- 最初はママと離れることに対して寂しさを感じるかもしれませんが、「ママは必ず戻ってくる」という経験を繰り返すことで、子どもは少しずつ安心感を持てるようになります。
- これによって、子どもは「一人でも大丈夫」という自立心を育むことができます。
罪悪感を和らげるための工夫
(1) 自己ケアは育児の一部と理解する
- 「ママがリフレッシュすることは、子どもにとってもプラス」と考えてみる
- 自分自身の心と体を整えることで、子どもに対してもより穏やかに、愛情深く接することができる
(2) 離れる前に安心感を与える
- 「ママはちょっと休むけど、すぐ戻ってくるからね」と優しく伝えることで、子どもの不安を和らげる
- 「ママが休んでも大丈夫」という体験を繰り返すことで、子どもも少しずつ自立心を育てていく
4. 実際に試してみた工夫と体験談
私自身も、ママっ子の子どもをパパや他の人に預けることに罪悪感を感じていました。
しかし、さまざまな工夫を試しながら、少しずつ罪悪感を和らげ、子どもがパパや他の人との時間を楽しめるように工夫してきました。
ここからは、実際に効果があった工夫を具体的にご紹介します。
(1) 特別なスキンシップを取り入れる
① 帰宅後のスキンシップ
- 帰ってきたら、「待っててくれてありがとう!」と感謝の気持ちを伝える
- その後、「ママもリフレッシュして元気になったよ!〇〇ちゃんも楽しかった?」と会話をすることで、子どもに「ママがいなくても楽しく過ごせる」というポジティブな体験を積ませる
② 寝る前のスキンシップ
- 寂しさを感じやすい寝る前に、「今日はパパと何して遊んだの?」と楽しかったエピソードを引き出すことで、子どもがポジティブな気持ちで眠れるようにする
- 「ママはいつも〇〇ちゃんのことを大好きだよ」と伝えることで、愛情をしっかり感じてもらう
(2) パパや他の人との時間をもっと楽しめる工夫
パパやおじいちゃん、おばあちゃんとだけの特別な遊びを作る
- 「パパやおじいちゃんとだけの特別な遊び」を用意する
- ママにはできない特別感を演出。
- これにより、子どもは「パパや他の人といる時は特別な時間」というイメージを持つようになり、パパや他の人との時間を楽しみにするようになりました。
5. 最後に
ママが休むことや、パパや他の人に育児を任せることに対する罪悪感を少しでも和らげるためには、自己ケアの重要性を理解し、工夫を重ねていくことが大切だと思います
子どもが安心して過ごせる時間を作りながら、ママ自身もリフレッシュできる時間を持つことが、家族全員の心の健康に繋がります。
罪悪感を感じることは、愛情がある証拠。
しかし、「ママがリフレッシュすることは、家族全員にとっても大切なこと」と考えることで、少しずつその気持ちを軽くしていけると思います!
最後に、家事を少しでも楽にするために活用しているグッズをまとめたので是非ご覧いただけると嬉しいです!