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海外大学院卒 & 渡航歴約20カ国。育児とキャリアの備忘録

こども図鑑は「比較」を学ぶ最高の知育教材。1歳〜4歳の活用方法

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達



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  • 企業の総合職で働くワーママ

  • 日・英・中のマルチリンガル
  • TOEIC910点

  • 海外渡航歴20カ国以上
  • イギリスの大学院で修士号取得

 

子供が物を比較できるのは何歳から?

子供が「比較」を楽しめるようになるのは、年齢によって異なりますが、成長段階ごとに発達の違いが見られます。

今回は、1歳から4歳にかけての比較能力の発達をまとめました。

1歳:単純な違いに気づく

視覚的な違いに気付く

1歳頃になると、視覚的な違いに気づき始めます。

例えば、同じ種類のおもちゃでも「赤いボールと青いボールがある」といった違いを感じることができます。

 

また、お気に入りのおもちゃが新しいものと入れ替わると違和感を覚えたり、同じ種類の食べ物でも色の違いや大きさの違いに反応を示したりします。

ただし、この時期は「比較する」という意識はまだ芽生えておらず、目についた違いを認識する程度です。

 

2歳:興味のあるものを比較し始める

こども図鑑の比較は楽しい

2歳頃になると、子どもは物の違いに気づき始め、比較することを楽しむようになります。

この時期には、「大きい・小さい」や「多い・少ない」など、シンプルな比較から始まります。

語彙や認識が広がる時期なので、物のサイズや数の違いに対して言葉で表現することが増えます。

 

我が家の子供も、子ども図鑑を1冊から2冊に増やしたことで「比較」の楽しさに目覚めたのが2歳の頃です。

 

どちらの図鑑にも「動物」「食べ物」「虫」などのページがありますが、使われている写真が異なるため、色や大きさの違いが生まれます。

 

その違いに気づくことがとても楽しかったようで、図鑑を広げるたびに「あれ?こっちと違う!」と興奮しながら観察するようになりました。

 

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達

 

例えば、野菜のページではこんな内容を話していました。

  • 「こっちの野菜は大きく写ってるのに、こっちの野菜は小さいね。」
  • 「この図鑑にはこの野菜があるけど、こっちにはないね。」
  • 「こっち図鑑の人参は一本しかないね。」

 

この頃から、子供は細かい違いに気づき、「どっちが大きい?」「どっちが多い?」といった比較を自分からするようになります。

 

3歳:比較した内容を言葉で話す

言葉の表現が豊富に

3歳になると、比較の意識がさらに強まり、言葉で表現できるようになります。

「大きい」「小さい」「長い」「短い」といった形容詞を使って違いを説明することが増えてきます。

 

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達
虫のページ

例えば、虫のページを見ながら

  • 「カタツムリが乗っている花の色が違うね。」
  • 「こっちには青い蝶々がいないね。」
  • 「こっちの図鑑とあっちの図鑑でトンボの色が違うね。」

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達
果物のページ
  • 「こっちのスイカは割れてるけど、もう一つの図鑑は割れてないね。」
  • 「こっちのさくらんぼには葉っぱがついてるけど、もう一つの図鑑はついてないね。」
  • 「ぶどうの色が違うね!」
  • 「こっちは二つぶどうがあるのに、あっちは一つしかないね。」

 

このように、比較を通じて語彙が増え、表現力が向上していました。

 

こども図鑑と実物を比較!

また、実物の野菜を手に持って、図鑑の野菜を比較することも楽しんでいました!

野菜を比較して楽しむ

野菜を比較して楽しむ

 

 

4歳:より高度な比較が可能に

なぜ違うの?という疑問

4歳になると、比較の幅が広がり、単なる違いの発見だけでなく、「なぜ違うのか」を考えるようになります。

 

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達

幼児が物を比較できるのは何歳から?1歳 2歳 3歳 4歳の発達

 

例えば、

  • 「この図鑑のスイカは割れているけど、こっちは割れていないね。どうしてかな?」
  • 「この蝶々は青くて、この蝶々は黄色いね。もしかして種類が違うのかな?」

また、違いを発見するだけでなく、「どっちが好き?」といった選択を伴う比較ができるようになり、好みを言葉で伝えることが増えてきます。

 

比較ができるようになるメリット

子供が物を比較できるようになると、さまざまなメリットがあります。

観察力の向上

物の違いに気づくことで、細かい部分まで見る力が養われます。

論理的思考力の発達 「どうして違うの?」と考えることで、因果関係を考えたり、推測する力が伸びます。

表現力・語彙力の向上

違いを言葉で説明することで、表現力や語彙が豊かになります。

好奇心の拡大 「こっちにはないけど、どうして?」と疑問を持つことで、新しいことを知りたいという気持ちが育ちます。

選択する力がつく

比較を通じて、自分の好みや意見を持つようになり、意思決定力が向上します。

問題解決能力の向上

違いに気づくことで、「どちらが良いのか」「どの方法が適切なのか」と考える力が身につきます。

創造力の発達 比較を通じて、新しい視点で物事を見ることができるようになり、アイデアを生み出す力が育まれます。

 

図鑑を複数用意するメリット

子供が比較を楽しむためには、同じテーマが入っている図鑑を複数用意することがとても効果的です!

我が家も、複数購入して本当に良かったと思っています。

そのメリットをいくつか紹介します。

 

語彙や知識が増える

例えば、一冊の図鑑には「カブトムシ」としか書かれていなくても、別の図鑑には「オオカブトムシ」「コーカサスオオカブト」と種類ごとに詳しく紹介されていることがあります。

異なる表現を目にすることで、子供の語彙が豊かになります。

好奇心が広がる

片方の図鑑に載っていないものを見つけることで、「もっと知りたい!」という気持ちが生まれます。

比較する習慣がつく

「この図鑑のライオンは吠えてるけど、こっちは歩いているね!」といった違いを見つけることで、物事を比較する視点が自然と育ちます。

親子の会話が増える

図鑑を並べて一緒に比較することで、「どうして違うのかな?」といった会話が増え、親子のコミュニケーションが深まります。

子供が愛用した図鑑

『こどもずかん777』と『はじめてずかん』を愛用する理由

 

 

  1. 大きさがほぼ同じで比較しやすい
    • 両方の図鑑は大きさがほぼ同じで、並べて置いたときに比較しやすい
    • 子どもが2冊を同時に使って、比較しやすく、学びが進みやすい
  2. 持ち歩きやすいサイズ
    • 両方の図鑑は、持ち歩きやすいサイズで作られている
    • 外出時にも便利
    • 軽量で、子ども自身でも持ち運びができる
  3. 同じテーマを扱っている
    • どちらの図鑑も同じようなテーマを扱っているため、学習内容に一貫性がある
    • 各テーマに関する知識を深めやすく、記憶にも定着しやすい
  4. リアルな写真
    • 写真がリアル
    • 絵ではなく実際の写真を見て学ぶことで、より現実世界に近い理解を得ることができる
  5. 英単語が掲載されている
    • 両図鑑には英単語も載っており、英語の学習に役立ちます。
    • 英単語を覚えながら、図鑑で学んだ内容を英語でも理解できるようになるため、自然に語学力が養われます。
    • 子どもが興味を持ちやすい内容で英語に触れることができ、学習のモチベーションが高まります。

これらの理由から、図鑑はバランスが良く、子供が愛用していました。

 

まとめ

子供が比較を通じて成長する過程を知り、日常の遊びや学びに取り入れることで、観察力・思考力・表現力を育むサポートになっている気がしています。

 

ぜひ、お子さんと一緒に「比較」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

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