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子どもが小さいと転職に不利?面接で聞かれた質問とベストな答え方【実体験あり】2025

【実録】転職面接で「お子さん小さいですが…」と言われた時の対処法|子育て世代の転職成功術

【実録】転職面接で「お子さん小さいですが…」と言われた時の対処法|子育て世代の転職成功術
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子どもが小さいと転職に不利?面接で聞かれた質問とベストな答え方【実体験あり】

転職面接で「お子さん小さいですが…」と聞かれた時の不安とは?

転職活動中に受けた面接で、「お子さん、まだ小さいですよね?」と聞かれたことはありませんか?
私は実際にこの質問を受けた経験があります。

この一言に、正直ドキッとしました。

 

「小さい子どもがいること」が、採用にマイナスになるのではないか?
「この人に任せても、急な休みで迷惑がかかるのでは?」と思われてしまうのでは?

そういった不安が一瞬で頭をよぎったのを覚えています。

 

しかし、私はその場で自分の状況を正直に伝えたことで、最終的に内定をいただくことができました。

この記事では、子育て中の親が転職面接で「お子さん小さいですが…」と聞かれたとき、どう答えるのがベストかを、私の実体験をもとにご紹介します。

 

 

面接官に「お子さんの年齢」を聞かれたリアルな場面

面接官の質問の意図とは?

ある企業の一次面接で、自己紹介と職務経歴の説明を終えたあと、面接官からこう聞かれました。

「お子さん、まだ小さいですよね?おいくつですか?」

このとき私は、答え方を少し迷いました。

これは、“違法な質問”に該当するのでは?と感じる方もいるかもしれません。


確かに、厚労省のガイドラインでは、家族構成や子どもの有無を採用判断の材料にしてはいけないとされています。

 

とはいえ、現実としてこうした質問が行われることもあります。

では、なぜこの質問がされるのでしょうか?

 

なぜ“お子さん小さいですよね?”と聞かれるのか?

まず知っておきたいのは、採用担当者がこの質問をする理由です。

  • 子どもの急な体調不良などで、欠勤・早退が多くなるのでは?

  • 業務に集中できる環境が整っているのか?

  • 長く働いてくれるか不安

といった“リスク確認”の意味合いが強いのです。

といった点です。

 

つまり、「子どもが小さい」こと自体が問題なのではなく、
その状況で“どう働くのか”を見ているのです。

 

 

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「1〜3歳の頃は本当に大変だった」ことを包み隠さず話す理由

転職面接で正直に話す

私はまず、過去の大変だった時期について包み隠さず話すことにしました。

「1歳から3歳までは、頻繁な発熱や保育園からの呼び出しも多く、正直、仕事と育児の両立はとても大変でした。」

このように、ただ"問題ありません"と答えるのではなく、
現実として苦労があったことを正直に伝えることで、かえって信頼感が生まれます。

さらにこう続けました。

「その中でも、仕事を続けるためにスケジュールを調整したり、パートナーと分担したりと、さまざまな工夫をしてきました。」

例えば、以下のようなことをしていたと伝えました:

  • 発熱が多い冬場は、出張や重要会議の予定を事前に家族で共有して調整

  • 保育園からの呼び出しが多かった時期は、チーム内でサポート体制を整備

  • 親戚との協力体制を築き、突発的な休みにも対応できるようにした

このように、"大変だった"というだけでなく、
"だからどう乗り越えたか"をセットで伝えることで、説得力のある回答になります。

現在は「安定した育児環境がある」とポジティブに伝えるコツ

子育て状況の変化

次に、現在の子育て状況がどのように変化したのかを具体的に伝えました。

「現在、子どもは4歳になり、体調も安定してきました。保育園からの急な呼び出しも減り、生活リズムも整ってきています。」

さらに、以下のような具体例も加えました:

  • 直近3ヶ月間で、保育園からの呼び出しは1回のみ

  • 通院も定期的なものが中心になってきており、突発的な休みは激減

  • 就寝時間・起床時間が一定になっており、自分の生活リズムも安定

こうした"数字"や"事実"を交えることで、
「この人はちゃんと働ける環境にある」と面接官に安心してもらうことができます。

子どもが体調を崩した時の「在宅勤務×工夫力」で乗り切る方法

子どもが小さいと、どうしても避けられないのが体調不良。

その際に私が実践している"仕事への工夫"も、面接ではしっかり伝えるようにしています。

例えば、以下のような工夫をしています:

1. 在宅勤務時の集中環境の整備

  • お気に入りの絵本やタブレットで子どもが一定時間過ごせるように工夫

  • 会議中は静かにしてもらえるよう、特別なおやつやおもちゃを準備

  • 子どもと事前に「お母さんは今、お仕事中だよ」とコミュニケーション

2. パートナーとの役割分担の明確化

  • Googleカレンダーでスケジュールを共有

  • 緊急時はどちらが動くかをあらかじめ取り決めておく

3. 業務の優先順位の管理

  • 緊急対応可能な業務とそうでない業務を分けてタスク管理

  • チームにも状況を事前に共有し、カバーし合える関係を構築

このように、“急な事態でも業務に支障が出ないようにする力”は、むしろ子育て中に鍛えられたスキルだと思っています。

 

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面接官の反応と、そこから得た気づき

私の話を真剣に聞いてくださった面接官は、最後にこう言ってくださいました。

「しっかり考えておられますね。」

この言葉に、正直ホッとしたのを覚えています。

結果として、その企業からは内定をいただきました。

 

この経験から私が強く感じたのは、

「子どもが小さい=不利」ではないということ。

むしろ、「子育てをどう乗り越えているか」こそが、
あなたの思考力、対応力、責任感を示す“強み”になります。

 

面接官に安心材料を与える

採用担当者にとって、“安心できる材料”を伝えることが何より大切です。

  • 予想されるトラブルにどう備えているか

  • すでに仕事と育児を両立させている実績

こうした点を具体的に伝えることで、「この人なら問題なく働けそう」と感じてもらうことができます。

また、あくまで冷静に、事実ベースで答えるのがコツです。

「なぜそんなことを聞くんですか?」と感情的になってしまうと、逆効果になりかねません。

 

【まとめ】「子どもが小さい」は転職面接でのマイナスではない

前向きな伝え方で印象アップ

転職面接で「お子さん小さいですが…」と聞かれたとき、
それはあなたを否定する質問ではなく、

“働く上での工夫や覚悟”を確認する問いかけです。

だからこそ、構えすぎずに、自分の状況を正直に、前向きに伝えました。

子育て中の大変さを隠さずに話しつつ、
今はどれだけ安定しているか、どんな工夫で乗り越えているかを丁寧に伝えることが、
信頼につながります。

 

「子どもが小さいから…」とキャリアを諦める必要はないと思います。

その経験があるからこそ、身についたスキルや思考が必ずあります。

この記事が、同じように悩む子育て中の方々の背中を押すきっかけになれば幸いです。

 

 

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