- 人生ゲームへの抵抗感とドラえもん版がおすすめな理由
- 人生ゲームのマイナスポイント
- 「ドラえもん 人生ゲーム」の魅力
- 5歳の子供が人生ゲームで学んでいること
- まとめ:ドラえもん 人生ゲームは親子で遊ぶのにぴったり!
人生ゲームへの抵抗感とドラえもん版がおすすめな理由
子供の頃、無邪気に遊んでいた「人生ゲーム」。
長年親しまれているボードゲームですが、今になると気になる点が。。。
時代の変化とともに価値観が多様化している今、従来の人生ゲームには少し古い考え方が残っている部分があるように感じてしまいます。
個人的に考える人生ゲームのマイナスポイントを整理した上で、「ドラえもん 人生ゲーム」の魅力を紹介します!
人生ゲームのマイナスポイント
ボードゲームの定番「人生ゲーム」は、世代を超えて楽しまれている人気のゲームですが、その中には時代に合わない価値観が含まれていることもあります。
特に、子どもが遊ぶ際には、ゲームのルールや設定が無意識のうちに価値観の形成に影響を与える可能性があるため、注意が必要だと思います。
1. 「成功=お金をたくさん持っていること」という価値観
定番の人生ゲームでは、基本的にお金をたくさん持っていることが「成功」とされています。
最終的に所持金が多い人が勝者となるため、子どもは「お金が多いほど幸せ」「成功とは経済的な豊かさ」といった考え方を自然と受け入れてしまうかもしれません。
しかし、現実の人生において成功の形はさまざまです。
夢を追いかけることや、やりがいのある仕事に就くこと、人間関係の充実など、お金だけでは測れない価値がたくさんあると思います。
余談ですが最近『FQ Kids』春号「幸福度(ウェルビーイング)と学力の関係」のまとめブログを書いて、さらにこのような思いが強くなりました。
2. 「結婚すると有利」「子どもがいるとお金が増える」というルール
人生ゲームでは、
「結婚すると収入が増える」
「子どもがいるとゲーム終盤でボーナスがもらえる」
といったルールがあります。
これにより、「結婚や子どもを持つことが幸せの前提である」という印象を子どもに与えてしまう可能性があります。
もちろん、結婚や子どもを持つことは素晴らしい選択肢のひとつですが、それが唯一の幸せの形ではありません。
結婚を選ばない人や子どもを持たない人も、それぞれの人生の中で幸せを築くことができます。
ゲームのルールに縛られず、多様な価値観を伝えていきたいものです。
3. 職業ごとの固定観念
人生ゲームでは、職業ごとに収入が決まっており、「医者=高収入」「芸術家=低収入」といった設定がされています。
これにより、子どもが職業に対して固定観念を持ってしまう可能性があります。
実際には、医者でも収入にばらつきがあり、芸術家でも成功すれば高収入を得ることができます。
また、お金だけでなく、仕事のやりがいや社会貢献といった側面も重要です。
「仕事はお金だけでなく、好きなことややりがいも大切」という話をしたいと思っています。
「ドラえもん 人生ゲーム」の魅力
こうした人生ゲームのマイナスポイントを考えると、「ドラえもん 人生ゲーム」 はバランスの取れたゲームになっていると思っています。
5歳の子供がハマっています!
1. お金も大事だが「ひみつ道具ポイント」も大事!
通常の人生ゲームでは「所持金の多さ」が勝敗を決めますが、ドラえもん版では「ひみつ道具ポイント」も影響します。
お金だけが成功の基準ではないため、より多様な価値観で遊ぶことができます。
2. 結婚・子どもといった人生イベントがない
ドラえもんの世界観をベースにしているため、結婚や子どもといった「人生のライフイベント」がありません。
「結婚しないと損」「子どもがいないと不利」 という感覚がなく、どんな選択をしても楽しめる仕組みになっています。
3. 職業の概念がなく、固定観念を植え付けない
ドラえもん版では職業の概念がなく、のび太やしずかちゃんなどのキャラクターとしてゲームを進めます。
そのため、「医者はお金持ち」「スポーツ選手は高収入」といった職業ごとの固定観念を植え付ける心配がないのです。
4. ひみつ道具で逆転のチャンスがある
人生ゲームは運の要素が強く、一度不利になると挽回が難しいですが、ドラえもん版では「ひみつ道具」 を使ってピンチを切り抜けたり、逆転したりすることができます。
運だけではなく、どの道具を使うか、どのルートを選ぶかといった戦略性もあるため、最後までワクワクしながら楽しめます。
5. プレイ時間が短めで遊びやすい
通常の人生ゲームは1時間以上かかることが多いですが、ドラえもん版は比較的短時間で遊べるようになっています。
子どもが途中で飽きにくく、サクッと楽しめるのも魅力です。
5歳の子供が人生ゲームで学んでいること
遊びながらお金・算数・数字を学べる
数字の概念や計算力
5歳の子どもが人生ゲームを始めたことで、数字の感覚が研ぎ澄まされてきました。
三桁、四桁、五桁の数字は幼児にはまだ難しいと思っていましたが、ゲームでは「1000」「10000」「50000」といった大きな数字が頻繁に登場します。
最初は「ゼロが三つで1000!」「ゼロが四つで10000!」と桁を意識しながら、少しずつ数字が読めるようになってきました。
また、ゲーム内でお金のやり取りが発生するため、
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「10,000から5000を引くといくら残る?」
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「お釣りはいくら?」
といった簡単な計算を遊びながら練習することができます。
さらに、紙幣や硬貨を使ったやり取りは、実生活でのお金の使い方を学ぶ良い機会にもなります。
遊びながら数や計算に触れることで、子どもの数学的思考を自然に育むことができそうです!
まとめ:ドラえもん 人生ゲームは親子で遊ぶのにぴったり!
「人生ゲーム」は昔から愛されている名作ですが、定番のものは、現代の価値観とは合わない部分もあり、特に小さい子どもと遊ぶと気になる点があると思います。
その点、「ドラえもん 人生ゲーム」は結婚・職業といった要素がないため、より多様な価値観で楽しむことができます。
ドラえもんの世界観の中で、運と戦略のバランスを楽しみながら、ワクワクするゲーム体験ができます。
我が家がドラえもん版を使用しているだけで、他にも、キャラクターのものであれば良い人生ゲームがあるかもしれません!
最後までご覧いただきありがとうございました。