はなしのブログ

海外大学院卒 & 渡航歴約20カ国。育児とキャリアの備忘録

ママっ子の子どもは将来どう成長する?愛着理論に基づく影響と成長の可能性

ABOUT ME

  • 企業の総合職で働くワーママ

  • 日・英・中のマルチリンガル
  • 海外渡航歴20カ国以上
  • イギリスの大学院で修士号取得

ママっ子の子どもは将来どう成長する?愛着理論に基づく影響と成長の可能性

ママっ子の子どもは将来どう成長する?愛着理論に基づく影響と成長の可能性



 

ママっ子の子どもが将来どう成長する?

ママっ子の子供との距離が近すぎる

子どもとの距離感が近すぎて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

我が子も例外ではありません。

特に、ママっ子という言葉が指し示すように、子どもが母親に対して強い依存を示す時期が続くと、親として疲れたり焦りを感じることもあります。

 

一方で、ただのストレスで終わらせてくないので、実際にはそのような親子の関係が、子どもの将来にどんなポジティブな影響を与えるかについてまとめました。

 

ママ大好きが母親のストレスになる

ママ大好きは嬉しいけれど・・

お子さんがとてもママっ子で、毎日のように「ママ、ママ」と追いかけられると、正直、時々ストレスを感じることがありませんか?

 

最初はその愛情に嬉しさを感じていたものの、だんだんとその依存が強くなり、どこに行くにも一緒、何をしていても「ママ、そこにいて!」と言われると・・

どうしても自分の時間を持つことができなくなってきます。

 

特に家事や仕事をしているとき、「ちょっと待って」と言いたくてもお子さんは待ってくれず、ついつい自分のことを後回しにしてしまうことが多くなります。

 

やりたいことがあっても、気づけば「今はお母さんが必要」と感じる瞬間が多くなり、自分がどんどん疲れていくのを感じていました。

 

その中で感じたのは、ただ愛されているというだけではなく、どこかで「もっと自分の時間が欲しい」とも思ってしまう自分がいることでした。

 

お子さんが独り立ちしていくことを願う反面、今の愛されている感覚を失いたくないという矛盾した気持ちもあって、時折、心の中で葛藤を抱えていました。

 

ただ、この状況をただの嫌なことと捉えるのではなく、ポジティブに考えてみたいと思い、今回のブログを書いてみました。

少しでもご参考になりましたら嬉しいです。

 

ママっ子で繊細な我が子について以下のブログを書きました。

ご覧いただけると嬉しいです。

hanashinodays.com

 

愛着理論とは?母親との強い絆がもたらす影響

愛着理論という理論について、紹介したいとおもみます。

まず、愛着理論とは、子どもが最も信頼する人物(通常は母親)との強い絆が、子どもの発達に大きな影響を与えるという理論です。

心理学者ジョン・ボウルビィが提唱したこの理論では、母親との関係が安定していると、子どもは自分自身や周囲の世界に対して安心感を持ち、成長していけるとされています。

 

この愛着が強いとされる時期における「ママっ子」の関係も、実は子どもにとっては非常に重要で、将来的な社会生活において大きな影響を与えるという考え方です。

 

ママっ子の子どもは将来どう成長していくのか?

 

ママっ子として強い愛着を母親に持っている子どもは、将来どのように成長していくのでしょうか?

発達心理学や愛着理論に基づくと、ママっ子の子どもが成長する過程には、いくつかのポジティブな影響があります。

 

愛着が深いほど、社会的なスキルや自己肯定感の向上、さらには将来の人間関係においても安定した姿勢を保つ可能性が高くなることが研究で示されています。

 

社会的スキルの発展

安心して外の世界を探索できるようになる

子どもが母親と強い愛着を持つことで、将来的に他者との関係性を築く力が培われます。

愛着理論では、母親が「安全基地」として子どもを支え、子どもが安心して外の世界を探索できるようになるとされています

 

このように、母親との信頼関係が十分に構築されると、子どもは他者との交流にも積極的になり、社会的スキルが向上します。

 

自己肯定感の向上

子どもの自尊心や自己評価を高める

母親に対する依存や愛情が深い子どもは、自己肯定感が高くなる傾向があります。

ボウルビィの愛着理論によれば、母親との安定した愛着関係は、子どもの自尊心や自己評価を育むために重要です。

 

母親が子どもを無条件に受け入れ、愛情を注ぐことで、子どもは自分自身を肯定的に捉えやすくなります。

この自己肯定感は、将来の人間関係においても大きな支えとなり、自己主張ができ、他者と健全に関わるための自信を持つことができます。

 

ストレス耐性と感情調整能力

母親との深い絆を持つ子どもは、ストレスに強くなるという研究結があります。

 

母親との深い絆は、子どもの生理的なストレス反応にも影響を与えます。

 

研究によると、愛着が安定している子どもは、ストレスを感じたときに心拍数や血圧の上昇が少なく、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が過剰になりにくいことが示されています。

これは、愛着を形成した親が情緒的なサポートを提供し、子どもがストレスに対して適切に反応できるようにサポートしているためです。

 

母親からの支えがあることで、子どもは不安や困難に直面した際に、感情をうまく調整できる能力を発達させることができます。

 

この能力は、将来の人間関係においても重要です。

職場でのストレスや対人関係の摩擦など、成人してからの困難にも冷静に対応できる力を持つことが多いのです。

 

自立心の発展

愛着が深い子供ほど自立が早い

母親に依存している時期が長いように感じるかもしれませんが、愛着が深い子どもは、適切なタイミングで自立していくことができるとの見解があります。

 

ボウルビィの愛着理論でも、「安全基地」として母親が機能することで、子どもは外の世界に対する自信を持ち、自己主張ができるようになります。

最初は母親に依存していた子どもも、成長と共に自立する力を身につけ、独立心を育てていきます。

 

日本の保育学や心理学の分野でも、実際の保育現場や家庭での親子関係が子どもの自立に与える影響を探る研究が行われています。

 

これらの研究によれば、愛着が安定した子どもは、情緒的に安定しており、学校や集団生活でも積極的に活動し、自分で問題を解決する力を養っていくことが確認されています。

 

ママ大好きな子についてのまとめ

 

ママっ子であることは、将来にわたって子どもの社会的スキルや自己肯定感を高め、健全な人間関係を築くための土台となるという研究結果や学術見解についてまとめました。

 

愛着理論や発達心理学の観点から見ると、母親との強い絆は子どもにとって非常にポジティブな影響を与え、成長において大きな役割を果たします。

 

将来、子どもは自立しながらも、他者と健全な関係を築く力を持つことができるようになると良いものです。

ママっ子という時期も、子どもの健全な成長における貴重なステップであることを理解し、この時期をポジティブに捉えることを大切にしていきたいと思います。

 

もちろん日常の疲れはありますが、ママっ子の子どもが将来どのように成長するかについて、ポジティブに捉えていきたいと思います!

 

 

 

hanashinodays.com

 

hanashinodays.com

 

hanashinodays.com

hanashinodays.com

hanashinodays.com