TOEIC900超えのための効率的な勉強法
本記事では、TOEIC 900点を突破するための学習方法を紹介したいと思います。
TOEIC 800点台はあったのですが、TOEIC 900点の壁は高い!!
何度か適当に勉強して、全く壁を超えられなかったので(受験料と時間の無駄)、本腰を入れようと決意。
1ヶ月、短期集中で910点を獲得した学習方法を紹介します。
- TOEIC900超えのための効率的な勉強法
- 1ヶ月の短期集中で800点台から910点に
- ① TOEIC学習の効率アップ:「場所」に分けて学習対象を分ける
- ② TOEIC学習の効率アップ:「頭の疲れ度合い」によって学習対象を変える
- ③ TOEIC 900超えに向けて「一つの模試」に徹底的に取り組む
- ④ TOEIC 900獲得の絶対要件「TOEIC」という試験を熟知する
- 泣いても笑ってもたった1ヶ月
1ヶ月の短期集中で800点台から910点に
TOEIC 900点を目指した当時は、仕事だけで生きていくのが精一杯。
完全なるワークホリックで、人生=仕事、朝も夜も仕事、電車の中でも土日も仕事、という日々でした。
なので、いかに効率良くいかにシンプルに勉強できるかを考えました。
そして、本気になった1ヶ月でTOEIC 900点超え達成
本記事は、お仕事等他のことで忙しい中で挑戦したい方向けの内容です。
① TOEIC学習の効率アップ:「場所」に分けて学習対象を分ける
1ヶ月間、同じ勉強をどこでもやみくもにしていたら、モチベーション低下を引き起こします。
学習にメリハリをつけるためにも、場所別に勉強方法をキッパリと変えました。
電車の中=単語の場所
電車の中は、単語を覚える場所にします。
電車の中ではテーブルに教材を広げて勉強をすることはできません。ノートに書いたりすることも難しいです。なので、「英単語」を覚える場所、と決めました。
場所的な制限の他に、電車で英単語を覚えるのには大事な理由があります。
それは、「時間が限られている」からです。
私が高校生の時、単語を覚えるためにノートに何回も同じ単語を書いていたところ、塾の先生から、「それは意味ないよ」とはっきり言われました。
なぜなら、同じ時に何十回同じものを書いて覚えようとしても、脳は、「一時的に必要なもの」と認識して、記憶しようとはしてくれないのです。
必要なことは、決められた短い時間で、パッパッパッとできる限りの単語に目を通し、瞬時に思い出せる単語を日々少しずつ増やしていくことです。
電車で割ける時間が20分で100単語に目を通すとしたら、1分で5単語。12秒で1単語。
1秒で分かる単語もあれば、20秒くらいかかる単語もあるでしょう。
1秒でわかった単語は、チェックして二度と目を通さない。次の日に単語学習をする時には、チェックしていない単語だけを覚えていきます。
一回で覚えようとしなくても良いのです。毎日繰り返して見るだけで、脳は「生きていくために必要なものだ」と判断し、記憶に残ります。
単語を覚えるコツは、「時間を決めて回転率をあげること」です。
その点で、電車の中は最適だと思います。
お風呂の時間=ディクテーションの場所
この1ヶ月間は、あえて可能な限り毎日湯船に浸かるようにしました。
理由は2つです。
1つは、血流をよくしてコリをほぐして疲れを取るため。お風呂の効果をここで書くことはしませんが、常に「オン」の状態だと、呼吸って浅くなるんですよね。酸素が不足して血流が滞ります。。
短期集中でも疲弊して倒れることのないよう、一日の最後に体の隅々の細胞まで血液が行き渡せるようにしました。
2つ目は、もちろん学習の場所です!
お風呂は、「シャドーイング」の場所、と決めました。
シャドーイングとは
シャドーイングは、「耳」と「口」を使って「音声」と「意味」を結びつける練習である。つまり、音声を聴いて意味を理解できるようにする練習だ。そして、単語と文法の知識を無意識的、自動的に使えるように「自動化」するための練習でもある。つまり、英語脳(英語回路)を作るための練習でもあるのだ。
お風呂で英語を話すと、心地よく響いて発音が良くに聞こえます(笑)。自分の声をしっかりキャッチできます。
内容が分からなかったリスニングのパッセージをシャドーイングすることで、問題に対する理解が深まります。
シャドーイングではありませんが、リーディングで読むと眠くなるような文章を、あえてお風呂で声に出して読んでいくことも、おすすめです。
ランチタイム=模試を解く場所
片手にフォーク、片手にペンです。
ガンガン模試を解きましょう。
お箸で食べなければいけないものは食べず、フォークで食べるか片手に持って食べられる食べ物にします。(辛いけど1ヶ月の我慢です泣!!)
ディナータイム=模試を解く場所
仕事帰りは家に帰らないと決めました。
仕事帰り、家に帰ってしまってから勉強することは、ハードルが高いです。
家でやると決めても、帰ったら違うことをし始めてしまうこともあります。
例え30分でも1時間でも、ファミレスやカフェに寄って模試を解く時間とします。
片手にフォーク、片手にペンです。(辛いしお金かかるけど1ヶ月の我慢です泣!!)
家から駅までの歩く道=アクティブリスニングをする場所
歩いている最中は、「耳」しか使えません。
ただ、英語を聞き流しているだけではTOEICのスコアUPは難しいです。
受動的に聞き流すのではなく、頭を使い積極的に聴く、アクティブリスニングをしていきましょう。
アルクの「新TOEICテストスーパー英単語」は、TOEIC特有の厳選された英単語を、例文、類義語、派生語と共に覚え流ことができます。
3000語(見出し語1005語+関連語)は、TOEICを知り尽くした5人のエキスパートが選定しました。受験回数、指導経験、関連の著作物など、どれをとっても最強の著者陣が厳選した単語集で、目標のスコアをクリアしましょう。 本オーディオブックには、書籍「新TOEIC(R)テスト スーパー英単語」に付属のCDに収録された「見出し語(英文)」+「例文(英文)」の音声に加え、「類義語(英文)」+「派生語(英文+日本語訳)」の音声も収録されています。
出典:
本書を活用するツールとして、Amazon Audibleの活用をオススメします。最初の一冊は無料で聴くことができるので、本を買わずに済みます。
現在キャンペーン中で、最初の2ヶ月は無料です。2ヶ月でTOEIC900点を目指す場合は、十分な期間です!
その他にも、TOEICの検索欄に入れると、参考書が出てくるので、無料で使わない手はないでしょう。
② TOEIC学習の効率アップ:「頭の疲れ度合い」によって学習対象を変える
頭が冴えている時
模試を解く。ひたすら模試を解く。
本番と同じ時間で、タイマーを使って解きます。
じっくり考えて正解を出しても、本番ではそのような訳にはいきません。
本番と同じスピード感覚を身につけながら、問題を解きましょう。
頭が疲れている時
できるだけ脳を使わなくて良い勉強をするようにします。
頭を使わないように、無心で見るだけの作業をしました。「単語を見るだけ」です。
何も考えずに思い出せれば既に「覚えた」ことの現れなのです 。その確認の場です。
分からなかったら覚えようとしなくて良いのです。分からない単語だと認識するだけにして、チェックする作業と考えれば良しです。
本番は、この無心で思い出せる単語が多ければ多い程有利です。
頭がすごく疲れている時
頭がとても疲れている時に勉強することは、非効率です。
今勉強しても集中できない、と思ったらスパッと切り替えて、止めましょう。
そして、「採点」の時間にします。
逆に頭が冴えている時は、模試を解いても採点はせず、解いた問題だけ貯めておくようにしました。
疲れている時は採点活動の時間とします。
③ TOEIC 900超えに向けて「一つの模試」に徹底的に取り組む
なぜ模試?TOEIC 900超えは、自分の「弱点」を知る戦い
たくさんの教材を抱え込むより、一つの模試に徹底的に取り組むことをお勧めします。
最初から本番と同じ問題に取り組むことは、TOEICという試験を熟知するのに効果的です。
模試を解くことによって、TOEICの中での自分の強み・弱みを理解することができます。
リーディング、リスニング、そして各パートのどこに自分の弱みがあるのかを掌握し、弱いところを重点的に取り組みます。
どうやって模試を解く?
本番と同じ形式の問題を、本番と同じ時間で取り組むことが大切です。
なぜなら、時間をかけて正解だった問題でも、本番と同様の限られた時間では、「解けない問題」になる可能性があるからです。
タイマーを設定し、時間を守って取り組みましょう。
- 一つの模試を徹底して解く
- 問題を覚えてしまうまで解く、そのような問題をいくつ増やせるか
公式問題集
模試
④ TOEIC 900獲得の絶対要件「TOEIC」という試験を熟知する
英語力の向上 ≠ TOEICのスコア向上
たまに、「CNNを毎日聞いてるのにリスニングのスコアが上がらない〜」と聴くことがあります。
TOEIC 900点を取得していたのに、海外の大学院卒業後にTOEIC点数が落ちた人もいます。
日々英語漬けで、英語力は上がっているはずなのに。
なぜでしょうか。
それは、TOEICの勉強をしていないから。
TOEICには、TOEIC特有の出題があり、英単語があります。
「TOEICという試験の徹底的な理解」が必要なのです。
泣いても笑ってもたった1ヶ月
短期集中、追い込み型は正直とても疲労が溜まります!
体にも脳にも負担がかかります。でも、ゆっくり少しずつって、続かないことも多いですよね。
短期集中でTOEIC漬けの日々を過ごすことで、TOEIC脳を作ることができます。
私は詰め込みすぎて、片手にペン・片手にフォークでいつものように勉強していた時に、突然ご飯を飲み込めなくなりました。自律神経がやられたのです!
ご飯を飲み込むって自律神経が関わっていることをその時初めて知りましたw
仕事と英語の勉強の両立は大変です。
それでも、結果が出た時の充実感と喜びは、言葉にはできません。
心の底から「やったぞ!!」って(外出中だったので心の中で)叫びました。
自分の経験が、ほんの少しでも誰かの役に立てばいいなと思い、発信させて頂きました。