離乳食を食べてくれない問題:我が家の悩みと解決のヒント
離乳食を始めたものの、赤ちゃんがなかなか食べてくれないという悩みを抱えるお母さんは多いのではないでしょうか?
私もその一人でした。
娘が全く食べようとせず、毎日のように焦っていました。
そんな中、小児科での離乳食相談会や、保育士さんからのアドバイスを受けたことで、少しずつ状況が改善しました。
今回はその体験談を共有したいと思います。
離乳食相談会でのアドバイス
まず、小児科の離乳食相談会に参加して、管理栄養士さんに相談しました。
正直、食べない娘に対してどうしたら良いのか悩み続けていましたが、相談を通じて得られたアドバイスは以下の通りです。
Q: 離乳食を食べてくれません。どうすれば食べてくれるのでしょうか?
管理栄養士さんからの4つのアドバイス
「何で苦手なのかをつきとめて、好きな食べ物を探しましょう」
まず最初のアドバイスは、子どもが食べ物を苦手とする理由を見極め、その原因を探ることです。
そして、その上で好きな食べ物を見つけることが大切だというものでした。
食べ物を楽しめるようにすることが、食事の時間を楽しいものに変えるための第一歩です。
しかし、うちの娘は何をあげても拒否し続け、好きな食べ物を見つけるのが難しい状態でした。
食事に対する拒絶感が強く、どんな食べ物でも食べようとしませんでした。
「お菓子をあげて、食べることに慣れさせましょう」
次にいただいたアドバイスは、食べ物への抵抗感をなくすために、お菓子をあげてみるというものでした。
お菓子は味が良く、子どもたちにとって親しみやすい食べ物です。そのため、まずはお菓子で食べることに慣れさせるとよいと言われました。
しかし、残念ながらうちの娘はお菓子にもまったく興味を示さず、こちらのアプローチも通用しませんでした。
お菓子でさえも手をつけなかったため、食べ物に対する拒絶感が一層強く感じられました。
「お菓子の後に離乳食をあげてみましょう」
さらに、もしお菓子を食べた後であれば、少しずつ離乳食を加えていく方法が有効だというアドバイスもいただきました。
お菓子を食べた後なら、赤ちゃんも少しは食べ物に慣れ、離乳食を受け入れる準備ができているかもしれないという考え方です。
しかし、うちの娘の場合、最初のお菓子さえも拒否されていたため、この方法も試すことができませんでした。
結局、食事に対する意欲が見られない状態が続きました。
「スプーンを持たせながら食べさせてみましょう」
最後のアドバイスは、赤ちゃんがスプーンを持ちたがる時期があるので、そのタイミングでスプーンを持たせながら食事を進めるという方法でした。
自分でスプーンを持つことで、食事への興味や自立心が育まれるという考え方です。
うちの娘は早い段階からスプーンに興味を持ち始め、手を伸ばして取ろうとする様子が見られました。
そのため、この方法は少し効果があり、スプーンを持たせて食べさせると、以前よりも少し食事に向き合う時間が増えました。
自分でやりたいという気持ちが、少しずつ食べることへの関心を高めてくれたようです。
結局、娘には一つ一つの方法が全てうまくいったわけではありませんが、それぞれのアドバイスを試しながら少しずつ改善が見られました。
食べることに対する苦手意識は一朝一夕に解決するものではありませんが、こうしたアプローチを通じて、食事に対するポジティブな気持ちが少しずつ育まれていくことを願っています。
のけぞるのけぞる!!(すごい写真・・)
ベテラン保育士のやり方
実家に帰省した際、保育士の叔母が「私が食べさせてみる!」と言って、離乳食を試してくれることになりました。
私は内心「無理だろうな…」と思っていましたが、叔母のやり方が実に見事でした。
ベテラン保育士の行動
「二人きりになれるところに移動」
最初にベテランの保育士がとった行動は、周囲の視線が気になる環境から娘を移動させることでした。
これは非常に重要なステップでした。
周囲で他の子どもたちや大人たちが見ていると、子どもはどうしても緊張したり、周りの期待を意識したりしてしまいます。
特に食事の時間は、集中できないことが多いので、まずは落ち着ける空間に移動して、娘を抱っこして安心させました。
静かな場所で落ち着いて向き合うことが、娘にとっての「食事の時間」というものをリラックスできるものに変えるための第一歩だったのです。
「褒めまくる」
その後、ベテラン保育士は、娘が食べようとする姿勢に対して徹底的に褒めることにしました。
例えば、スプーンを口に近づけただけでも、「えらいね!」「すごいね!」と声をかけ、娘の行動を大いに賞賛しました。
娘がまだ実際に食べていない段階でも、「えらいね!」と繰り返し褒めることで、娘の気分を盛り上げ、食事に対する抵抗感を少しずつ取り除くことができたのです。
このように、娘が食べる行動に対して前向きなフィードバックを与えることで、食事に対する意欲が湧き、食べることへの興味が高まっていきました。
「自分も食べるふりをしてみる」
さらに、保育士は自分自身も積極的に食事をするふりをしました。
自分が楽しんで食事をしている姿を見せることで、食事が楽しいものであるという印象を娘に与える狙いです。
「おいしいね!」「とってもおいしい!」と言いながら食べる姿を見せることで、娘が食べることに対して少しでも興味を持つきっかけを作ろうとしました。
すると、驚くべきことに、今まで全く食べようとしなかった娘が、スプーンを使ってすりおろしリンゴを口にするようになったのです。
最初はまったく手をつけなかった食べ物に、自分が楽しんで食べる姿を見せることで、娘は自ら口を開けて食べ始めました。
私は目から鱗が落ちるような思いがしました。
子どもが食べる気持ちを持つためには、食べること自体を楽しさや喜びと結びつけることがいかに重要であるか、そしてそのためには大人の行動がどれほど影響を与えるかを実感しました。
単に食事を強制するのではなく、楽しさを伝えることが、子どもにとって食べ物を受け入れる大きな鍵になるのだと感じた瞬間でした。
この経験は、食べることに対するアプローチを根本的に見直すきっかけとなり、子どもが食事を楽しめる環境を整える重要性を改めて認識させてくれました。
親の基本姿勢
叔母から後に聞いた話によると、離乳食で最も大切なのは「楽しく」食べることだということでした。
この言葉を聞いたとき、私はその意味を深く理解しました。
赤ちゃんにとって、食事は単なる栄養補給の時間ではなく、成長過程において非常に重要な体験の一部であるということです。
食べることが楽しさや満足感を伴うものであれば、食事の時間そのものが赤ちゃんにとってポジティブな経験となり、食べる意欲を自然に引き出すことができるのです。
叔母は、さらにこんなアドバイスもしてくれました。「心は通じるから、食べないだろうと思っていたら食べない。絶対に食べると思ってあげること。」この言葉の奥深さに、私は改めて気づかされました。
赤ちゃんは言葉がわからないと思われがちですが、実は非常に敏感で、親の気持ちや不安、期待をしっかりと感じ取っているのです。
もし親が「今日は食べないかもしれない」と不安を抱えた状態で食事を与えようとすると、その不安や疑念が赤ちゃんに伝わり、逆に食べないという結果になってしまうことがあるのだと教わりました。
私自身、このシンプルなアプローチを実行していなかったことに気づきました。
食事の時間、私はどうしても「今日は食べてくれるだろうか」と不安に思うことが多く、その気持ちが娘にも伝わっていたのかもしれません。
そういった気持ちが無意識のうちに娘に影響を与えていたのだと思います。このことを理解したとき、私の中で何かが変わりました。
「絶対に食べる!」という前向きな気持ちを持って食事を提供することが、いかに重要かを感じました。
食事の時間を楽しませること、ポジティブな気持ちで食事を進めることが、赤ちゃんの食べる意欲を高める鍵だとわかりました。
赤ちゃんが食べ物を受け入れられるかどうかは、親の心の持ち方や態度が大きく影響することを実感し、今後はもっと楽しい食事の時間を作るために意識的に取り組んでいこうと決心しました。
その後の変化と成果
それからは、「たくさん食べさせること」よりも、「食べることを好きにさせること」を目標にして接するようになりました。
娘も少しずつ食べることに慣れ、最初の一口を食べてくれるだけで大いに褒めるようになった結果、10ヶ月を迎えた頃には、もりもり食べるようになりました。
離乳食時期の負担を減らす
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まとめ
離乳食を食べてくれない悩みは、多くの親が通る道です。
焦ることなく、赤ちゃんのペースで、楽しさを大切にした接し方を心がけることが、最終的に食事を好きにさせる近道だと感じました。